頂上戦争編のアニメ放送期間は2010年7月18日~2011年3月6日でした。
すでに15年近く経過していることになります。
エースはなぜ処刑されなければならなかったのか?
エースはティーチとの戦いに敗れた後に、インペルダウンへ一旦輸送されるものの、幽閉されることなくすぐに処刑される流れになっていきます。
ONE PIECEの世界では罪人はインペルダウンへ収監されます。
クロコダイルや、ドフラミンゴいった作中でもなかなかの犯罪行為を行っていた海賊たちもインペルダウンへ幽閉され危険度を示すレベルごとに収監されています。
ONE PIECEでは、ゴールド・ロジャーと嘘つきノーランドくらいしか処刑された人物は描かれていません。
エースは、実際に海賊ではあったものの、とくにこれといった大きい事件を起こした理由もなく、なぜ処刑までされなければならなかったのでしょうか?
ONE PIECEの世界ではロジャーと関わるだけで大罪人
かつて海賊王の船を作った罪で船大工のトムは死刑を言い渡されたことがありました。
船を作っただけの罪で処刑されるというのは、なかなか厳しいようにも思えますが、ここではロジャーに関わった人物は片っ端しから消していくという政府の本気度がうかがえます。
つまり、無名の悪者がちょっとやそっと犯罪行為を起こしたところで、ONE PIECEの世界ではインペルダウンにぶち込まれるだけですみますが、空白の歴史や古代兵器に振れるようなこと、世界政府の存続に関わるような者には容赦ない刑罰を与えるわけです。
かつてオハラの学者たちが、バスターコールで全滅させられてしまった背景にも、政府の都合の悪い者を殲滅させるという大義名分がありました。
エースは頂上戦争編でロジャーの息子だと判明しますが、エースは海軍に捕まる=処刑されるという存在だったのかもしれません。
そのため、ティーチが捕まえて政府に渡したから処刑されたわけではなく、元々エースは政府からすれば、ロジャーの息子というだけで消したい存在だったために、公開処刑する流れになったと考えられますね。