【映画】かがみの孤城は無料で観れる?あらすじと感想「映画と小説版の違い」

かがみの孤城ってどんな映画?
ある出来事がきっかけで登校拒否になってしまった女の子が、ある日突然光った姿見のかがみの世界へ行くって話だよ
実際に観た感想をネタバレしない程度に紹介していくよ。

 

かがみの孤城あらすじ・感想

あらすじ

ある事が原因で学校に居場所を亡くした「こころ(主人公)」は不登校になる。ある日、部屋の鏡が光だし鏡の世界へ吸い込まれる。
その先には、おとぎ話で登場するような大きなお城があり、一人の狼の覆面をかぶった少女と出会う。
少女は自らを「オオカミ様」と名乗り、こころの他にも6人の子供たちがこの世界に来ていると説明する。
他のメンバーもそれぞれ原因があり不登校になっていたり、問題を抱えていた。
この城のどかに隠された鍵を見つけ出すことができたら、その1人は願いを何でも1つ叶えるもらえるという。
みんな最初は自らの願いを叶えてもらうために鍵探しに始めるも、次第に打ち解けていき仲間意識が芽生えていく。

 

感想

小説が原作のアニメ映画ですね。原作小説の方も読みましたが、映画版は細かい描写がかなりカットされているところが気になりました。

例えば、ウレシノは女子メンバー全員を順々に好意を持ち、それが原因でかなりウザがられていくという話がありましたが、映画版でもそれは描かれてはいますが、小説版のほうがもっと酷い扱いを受けています。

全体的に、映画版は表現がマイルドになっているところがあり、こころが不登校になった原因も描かれてはいますが、小説版の表現の方がもっと酷いなという印象を持ちます。

全体的に小説版をコンパクトにまとめているという印象がありますが、小説版と比べると分かりやすいマイルドな表現になっている点は良い点とも思います。

小説版は序盤から伏線が効いていて読んでいて引き込まれる感じがありますが、映画版はテンポよくストーリー展開していき、ストーリー展開に引き込まれるところがあります。

最後どうなるんだろう?というオチの部分が映画版ではそこまで強調されておらず、完成された作品を繋いでいるようにも思えます。

作者の辻村深月さんが小説を書く時にオチなど決めずにその場その場で書いているという話を何かのインタビューでしていましたが、小説版の続きが気になってついついページを読み進めてしまうのは、辻村さんの作品の作り方の影響もあるのかもしれません。

対して映画は、すでに完結している作品を映像として表現しているので、そのあたりの違いというのはどうしても生まれるのだと感じました。

 

まとめ

結論としては面白い?つまらない?
個人的には楽しめたよ!

かがみの孤城のアニメ映画版は賛否あるようですが、アニメ映画としては普通によくできていると思います。

しかし原作の小説版を読んだ後に観ると、ツッコミどころがわりとあるので、「あのシーンもこのシーンもカットかよ!」というファンの怒りも分からないでもないです。

逆をいえば、小説版を読んだことのない人でも気軽に楽しめる映画なので、ジブリでも観る感覚でお茶でも飲みながらリラックスして観るオススメの作品です。