ハンチョウ19巻ネタバレ感想「パン粉炒めとは一体?!」

2024年9月5日に発売された1日外出録ハンチョウ19巻の一部ネタバレ含む感想となります。

もう19巻も出ているんだ!

 

今回は読んでみて個人的に面白かったエピソードを2つ紹介します。

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シュミレーション仮説

146話「時生」

定期的に開催される大槻の脳内ネタ。

大槻は脳内で子育てをやっていて、生まれてから成人するまでを何周も楽しんでいるという設定。

ある日、一番最初に脳内で爆誕させた息子「時生(ときお)」が大槻の息子脳内パーティに参戦。

しかし時生は、大槻の脳内の時空間をさまよい続けてしまっているようで絶望に打ちひしがれている。

大槻の脳内速度から換算すると、時生は約79万年間も時空をさまよい続けているという。

そんな時生を不憫に思った大槻は、自らの脳内なので脳内パワーで何でも作れるとして、最新ゲーム機器やら本やらたくさん時生にプレゼントしてあげるのだった。

しかし、その中身はデタラメでゲームは起動しないし、人の脳内なんてテキトーよなってオチ。

さらには、この世の中も実は誰かの手によってプログラムされた世界なのでは?というだいたんな終わり方。

これまでにないパターンで面白かった。

あのイーロン・マスク氏も「私たちが住んでいる社会が基底現実である可能性はほとんどない」と発言してるからね

 

ブームメント

147話「粉炒」

宮本が今巷ではカヌレが流行っているというニュースを見て「タピオカとかのブームってメディアが作っているだけじゃね?」という疑問を持つ。

その説を聞かされた大槻はテキトーに聞き流していたが、昼飯に宮本宅の余り物で「パン粉炒め」を振る舞った。

初めて食べたパン粉炒めの味に感動した宮本は、会う人会う人にパン粉炒めの素晴らしさを教えていった。

しかし、当の宮本自身は数週間もすると飽きてしまい、パタリとパン粉炒めを食べるのもやめて、熱が冷めてしまう。

しかし、宮本の冷めとは裏腹に宮本が教えてあげた人たちは、パン粉炒めにのめり込んでいき、最終的には社会現象にまでなっていくという..。

少し飛躍した話ではあるが、古典を今風にアレンジしたような話で良かった。

パン粉炒めって食べたことないわ
いろんな食べ物にパン粉を使って炒めてるだけっぽいね


※イメージ

 

ネタ切れ感がない

このように19巻になっても、少しずつ新しい切り口を試し試しやっていくのがこの漫画の面白いところです。

普通の漫画だとテンプレ化して、お約束のグルメ漫画、旅漫画になりがちですが、ただサラリーマンが昼飯を食べるってだけのテンプレ漫画ではなく、グルメ、遊びの以外にも、謎の現象とかもネタにできるのが強みですね。

さすがは3人体制でやっているだけあってネタ切れ感がまるでないですね。

たまに実験企画がとんでもない滑り方をしているときもありますが、逆にはまったときの威力は強力です。

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