物語は夜神月が死亡した後の世界を描いています。キラ亡き後、再び人間界にノートが落とされる。
拾った人間が新たなるキラとしてどうノートを使うのか…。
Cキラ編
短編集は大きく2つの話が収録がされています。まずはAキラ編。
ライトの後にノートを拾った人間の話です。
ただし、これはあくまでも原作漫画の続編の話なので、映画版やその他外伝的な話とは時系列の繋がりはありません。
Cキラ編はライトが死亡した3年後の世界を描いています。
Cキラ編は主にニアのその後の姿を描くだけで、基本的に何も起きません。
Cキラなるノートを拾った一般人がデスノートを試してみますが、最後はプレッシャーに耐えきれずに自分の名前をノートに書いて終わります。
ノートを人間界に落とした死神「ミードラ」はデスノートをリュークへ授けます。
Aキラ編
Cキラ編からさらに6年後・・西暦2019年。
リュークはデスノートを新たな人間の元へ届ける。
IQテストの結果が高い「田中実」の元へノートを届けるリューク。実は2年前にすでにノートは届けてあり、今回ノートに触れたことでその時の記憶が戻るところから物語が始まります。
田中はノートの所有権を一度手放し、2年後にまた来るようにリュークに言っていた。
田中が立てた計画は、デスノートを高額で売るというものだった。
デスノートで一生働かずにすむような大金を狙う田中の計画が決行されます。
デスノートの時系列は?
デスノートは作中で時系列が経過するタイプの作品です。
夜神月が初めてノートを拾ったときの年齢が高校3年生で18歳です。
ライトの生年月日が1986年2月28日なので、大学生になってエルと一緒に入学した時点での西暦は2004年です。
この物語はAキラ編が2013年でCキラ編が2019年となります。
リュークも作中で10年一昔だと話していますが、デスノート1話の時点からだと15年が経過していることになります。
感想
短編集なので終わり方がアッサリしている点は仕方がないのかもしれません。
それにしてもAキラ編、Cキラ編ともに何とも言えない終わり方でした。
ニアのその後の姿が登場したり、あとは松田とか日本警察の面々が登場するので、デスノート好きには嬉しいのかもしれません。
しかし、デスノートはライトとエルの天才同士の戦いが一番の醍醐味なので、正直アホがノートを持つだけの話っていうのは短編集といえど物足りなさはあります。
Aキラの方はまだ頭良さげですが、最後の終わり方が可哀想すぎるというか、テキトーすぎる気も・・。
まだ読んでない方は是非、試し読みでもしてみてください。
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