
大人気作品『NARUTO -ナルト-』の正統続編としてスタートした『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』ですが、じつは序盤からアニオリスタートだったりします…。
ナルトの息子であるボルトの活躍を楽しみにアニメを見始めたものの、「あれ?なんか漫画と全然話が違くない?」と違和感を覚える人もいるかもしれません。

【悲報】BORUTOのアニメは序盤からほぼアニオリだった
結論から言うと、BORUTOのアニメは、ほとんどがアニオリと言っても過言ではありません。
例えば、アニメの第1話はボルトが忍者学校(アカデミー)に通う日常のエピソードから始まります。
このアカデミー編はなんと約50話(約1年分)も続きますが、実はこれ、ほぼすべてがアニメオリジナルストーリーなのです。
「え、じゃあ原作はどうなってるの?」と驚くかもしれませんが、原作漫画ではアカデミー編は存在しません。

原作漫画は「寄り道なし」のハイスピード展開
原作漫画の流れを簡単に説明すると、中忍試験の終盤で前作『NARUTO』のラスボスにも連なる「大筒木一族」が突如襲撃してきます。
そこから最新の展開に至るまで、基本的に「大筒木一族との因縁や死闘」というシリアスな本筋がズバッと描かれ続けます。
つまり、原作漫画はあくまで「大筒木との戦い」にフォーカスした、寄り道なしのハイスピード展開となっているのです。
なぜBORUTOはここまでアニオリが多いのか?

1. 原作が「月刊連載」であるため
一方で、アニメは毎週1回放送されます。週刊連載の作品でさえアニメの放送ペースが原作に追いついてしまうことがあるのに、月刊連載の作品を毎週アニメ化していれば、あっという間に原作のストックが尽きてしまうのは火を見るより明らかです。
2. キャラクターや世界観の「補完」が必要だから
アニメ版の豊富なアニオリは、原作では描かききれない「キャラクターの深掘り」や「世界観の補完」という重要な役割を担っているのです。
他のジャンプアニメのアニオリ事情は?
ここで少し視点を変えて、他の「週刊少年ジャンプ」作品のアニメ事情と比較してみましょう。
一昔前のジャンプアニメ(『ドラゴンボール』や『NARUTO』『BLEACH』など)は、一度アニメが始まると何年も連続で放送するスタイルが主流でした。そのため、原作に追いつかないように「無駄に戦闘を引き伸ばす」「数十話にわたる完全オリジナル長編を挟む」といった手法が当たり前のように取られていました。
しかし近年は、『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』『僕のヒーローアカデミア』のように、「シーズン制(分割クール制)」を採用するアニメが主流です。
原作のストックが貯まるまでアニメの放送を一時休止し、アニオリを極力減らして原作通りの高いクオリティで一気に放送する、というスタイルです。
そんな現代において、『BORUTO』は昔ながらの「毎週連続放送」というスタイルを長期間維持していた、ある意味で稀有な存在だと言えます。
アニオリ=無駄じゃない!原作とリンクする緻密な構成
「アニオリが多いなら、アニメは見なくてもいいのでは?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、ややこしくも面白いのが、アニメ版も最終的には必ず原作漫画と同じ重要ルートに合流していくという点です。
完全に別物のパラレルワールドというわけではなく、アニメ版はあくまでも原作漫画のストーリーに至るまでの間を、丁寧に埋めているという構成になっています。
アカデミーを卒業した後、ボルトたちは中忍試験を受け、コミックス1巻と同じ展開を辿りますし、ボルトが大筒木に謎の能力(カルマ)を与えられる重要なシーンもしっかり描かれます。
遠回りはしますが、重要なポイントは外していません。

まとめ:アニメと原作は別物と考える
まとめると、『BORUTO』のアニメにアニオリが多い理由は「月刊連載によるストック不足」と「原作では描かれない世界観の補完」のためです。
アニメ版は第1話から日常回を中心に進むため、初心者でも入り込みやすく、キャラクターたちに愛着が湧きやすいという大きなメリットがあります。
一方で、漫画版は序盤から一気にシリアスな大筒木との戦いが展開されるため、怒涛の勢いでストーリーを追いたい人におすすめです。
(漫画版も巻数を重ねるごとに作画の迫力が増し、生き生きとしてきます!)



